鉄鋼商社マンの投機録

経済的フリーを目指す鉄鋼商社マンのブログです

信用全力について思うこと ~億単位の金額を動かすことについて~

信用全力をしている人は遅かれ早かれ退場するというイメージ・風潮があります。

もっとも、私は信用全力で資産が1000万円⇒6200万円に増えましたし、誰にでもこのようなチャンスはあると考えています。

現在は信用全力で2億円くらいのポジションをとっています。

 

一般的には信用全力で退場するのは、

(1)リスク管理の甘さ

(2)メンタルのブレ

が主因と考えられているようです。

 

(1)リスク管理

損切りできずに退場する人は非常に多いようですが、信用全力をした場合には建値のわずか3ー4%前後の含み損で追証が発生します。

建値の3%の含み損で損切をすれば傷は比較的浅く済みますし、実際は1~2%の含み損で損切ることが多いです。

何十%もの含み損を抱えて資金拘束されている投資家が多いことを考えれば、信用全力によってわずかな含み損で損切りせざるを得ない状況は、リスクが低く抑えられていると言えます。

一方、利益は決済ボタンを押さない限りとことん伸ばせますので、損小利大を達成しやすくなっています。

 

(2)メンタルのブレ

Twitterなどで大金を張ってメンタルがブレたというコメントが散見されますが、私はその感覚を抱いたことがありません。

良くも悪くもリスクを恐れない生来の性格に助けられつつ、私の本業が関係している可能性があります。

 

本業では、鉄鋼商社の海外輸出部門に所属し主に出荷手配を行っています。

在来船を利用して船積みをする場合、一度に数千トンの鋼材を船積みすることになります。

トン当たり1000ドルの鋼材を5000トン(=5百万ドル)といった船積みが毎月のようにあります。

大きな金額を動かすうちにお金に対する感覚が麻痺してしまったのかもしれません。

 

もちろん、大きな金額を動かす仕事をしている方ばかりではないと思いますが、株のトレードを重ねていけば誰でも大金を動かすことに対する慣れは形成できると思います。

 

私は20代独身で資産も数千万円程度しかなく、人生においてこれほどリスクをとるのに最適なタイミングはないと感じています。

30代までのあと数年は攻めたトレードをする予定です。

 

なお、リスクが限定されているといっても、負け続ければ速攻で証拠金は半分以下になります。

歯車がかみ合わないなと思ったときは、一旦冷静になって相場から離れる自制心も必要になってくると思います。